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私は勉強が嫌いでした

子どもたちを見ていると、自分が子どもの頃どんなだったかなあとふりかえらずにいられません。ふりかえってみると、私は勉強の嫌いな子どもでした。わからないところはまったくわからず、わかろうという努力さえしませんでした。だから、勉強が嫌いな子ども、わからないで投げ出してしまっている子どもの気持ちはよくわかります。そんな子どもたちに寄り添っていきたいと思う毎日です。

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疑問の芽はつぶさないように

9/13/2016

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疑問は、理解への第一歩です。
「正しく発せられた問は問題を半ばまで解決している」と言われます。ならば、すべての問は「正しく発せられ」なければならないのかというと、疑問が生じた時点ではそれが「正しい」かどうかなどわかるはずもありません。問題を解決するためには、どんなことでも、とにかく疑問をもつことが第一歩です。

なぜこんなことを書いたのかというと、ある中3生の指導をしていて、「勉強をどうやっていいかわからない」というので、具体的な状況を根掘り葉掘り聞いてみたのです。こちらも宿題を出し、具体的にどう進めるべきかを指導してきた上での話なので、「これは放っておけないな」と思いました。
受験生ですから、学校から帰って夕食までの間も少しは勉強します。そして食後、そのまま居間に座って、勉強を続けます。家族はテレビを見ています。私はそれでかまわないと思います。もちろん、テレビがついていれば多少の集中力は削がれます。ですから、すべての勉強時間をテレビのついている環境でやるべきではないでしょう。ただ、受験生で長時間勉強するのなら、集中する時間とダレている時間と、両方あってかまわないでしょう。そして、家族のいる前で勉強するのは、案外とわるくないものです。単純な書き取りであるとか練習系のものなら、そういう環境でもかまわないと思いました。
「それでいいじゃない」といっても、彼は困った顔をしています。そこで、勉強をどんなふうに進めているのか、事実あったことをなぞるようにたずねていきました。まず、テキストを広げ、問題にとりかかります。社会科のワークをやっていたということです。穴埋め問題を書き込んでいて、ふと気になりました。「ASEANって、なんでアセアンなんだろう? アジアだったらアジアンじゃないの?」
彼は、その場にいた家族に疑問をそのままぶつけました。すると、返ってきた反応は、「つまらないことを考えてないで、勉強しなさい」だったそうです。

ありそうな話ですね。そして、これがアウトです。なぜなら、疑問を解決していくことこそが勉強です。そして、彼の疑問は、確かにそのときに解いている穴埋め問題とは全く関係のないものだったかもしれません。けれど、それは正しい問いかけに至る手前で避けて通ることのできない疑問です。この疑問を展開させていくことで、正しい理解につながる正しい問いかけができるかもしれません。
それを入り口で、「そんなことよりも勉強しろ」と否定されるわけです。「勉強をどうやっていいかわからない」となるのは、あたりまえではないでしょうか。

もちろん、教師でもないご家族に、こういった疑問を正しい方向に導いていくことを求めるべきではないでしょう。そのためにこそ、家庭教師がいるわけです。家庭教師には、なにを聞いてくれてもOKです。「そういう疑問が浮かんだら、メモをしておいてください。次に来たときに聞いてくれたら、そこから一緒に勉強を進めましょう」と、私は言いました。
大人から見たらつまらない疑問に見えることかもしれません。けれど、すべての疑問は、否定してはなりません。疑問からしか、正しい学習は始まらないのですから。
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夏休みを終えて

9/3/2016

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夏休みは、家庭教師にとって掻き入れ時です。家庭教師は、生徒が学校に行っている時間帯には仕事がありません。つまり、たいていの場合は平日の午後4時頃までは空き時間になっています。生徒が一日家にいる夏休みには、そういった制約が外れます。ですから、その気になれば1日に10時間でもはたらくことができるわけです。
過剰な残業が当たり前になってしまっているこの現代日本では、家庭教師の一日の労働時間は標準からいえば非常に少ないものです。とはいえ、家庭教師は時間あたりの労働量が非常に強度な仕事です。私は過去にさまざまな職種を経験してきていますが、そのほとんどと比べて、家庭教師の仕事は疲れます。「子どもの相手をする気楽な仕事」と思われるかもしれませんが、傍で見ている以上に頭を使わねば生徒一人ひとりに合わせた指導はできません。そこが、単なる勉強の監督とはちがうプロの家庭教師の存在理由だと思うから、手は抜けません。
ですから、世間の標準程度の週40時間あまりの労働量になる夏休みは、ぐったりと疲れる時期でもあります。しかしその一方で、生徒が急速に成長していくのを目の当たりにできる楽しみなシーズンでもあるわけです。
そして、そのシーズンがやっと終わりました。毎日隙間なくスケジュールが並ぶ日々が終わり、行動もだいぶと楽になります。さらに、1学期にはクラブ活動が忙しかった中三生がクラブ引退に伴って夕方から指導が可能になる関係で、空きコマもかなり増えます。
この機会に、新しい生徒を探さなければなりません。そろそろチラシを準備する季節かもしれませんね。
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    松本淳

    全国展開しているある個別指導塾に所属して家庭教師をしています。会社の許可を得て、2013年春から自宅周辺地域で自営の家庭教師をはじめています。

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