過剰な残業が当たり前になってしまっているこの現代日本では、家庭教師の一日の労働時間は標準からいえば非常に少ないものです。とはいえ、家庭教師は時間あたりの労働量が非常に強度な仕事です。私は過去にさまざまな職種を経験してきていますが、そのほとんどと比べて、家庭教師の仕事は疲れます。「子どもの相手をする気楽な仕事」と思われるかもしれませんが、傍で見ている以上に頭を使わねば生徒一人ひとりに合わせた指導はできません。そこが、単なる勉強の監督とはちがうプロの家庭教師の存在理由だと思うから、手は抜けません。
ですから、世間の標準程度の週40時間あまりの労働量になる夏休みは、ぐったりと疲れる時期でもあります。しかしその一方で、生徒が急速に成長していくのを目の当たりにできる楽しみなシーズンでもあるわけです。
そして、そのシーズンがやっと終わりました。毎日隙間なくスケジュールが並ぶ日々が終わり、行動もだいぶと楽になります。さらに、1学期にはクラブ活動が忙しかった中三生がクラブ引退に伴って夕方から指導が可能になる関係で、空きコマもかなり増えます。
この機会に、新しい生徒を探さなければなりません。そろそろチラシを準備する季節かもしれませんね。